感覚・知覚に関するバイアス2

  • URLをコピーしました!

 

ここでは感覚・知覚に関するバイアス1に続き、ちょっと変わった感覚や知覚に関するバイアスと、その意味についてまとめている。

感覚とは 感覚器官が刺激されたときにおこる意識経験のこと。主なものに視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感がある。知覚とは、外界から刺激を受け取り、その刺激に対して意味づけをするまでの過程のことだ。そして感覚から生じるバイアスは、種々様々にある。それが対人関係や印象に影響を与える部分も大きい。

 

 

感覚、知覚にはこのようなバイアスもある。

目次

マガーク効果

ある音を発生している口の動きの映像と、別の音声を合わせて視聴すると、違う音声に聞こえてしまうという現象。見たものと聞いたものが矛盾する時、聴覚が視覚に合わせようとして違う音が聞こえるように感じる。映画の吹き替えでは、音声とは矛盾する口の動きを合わせると、音声とは違う音が聞こえる。

注意の瞬き

注意を向けるモノ、注意を払わなければならないモノが短時間のうちにいくつも現れると、その後0.5秒ほどの間、他のモノを認識しづらくなる現象。

サビタイジング

目に見えている物の数を、ひとつひとつ数えることなく把握すること。把握できる数は個人の能力や条件によって異なる。

インプレッション効果

バナー広告で、広告を表示したことによってバナー広告に書かれている製品名や画像、ロゴマークなどを記憶させる効果。

レスポンス効果

バナー広告を見たユーザーをサイトに誘導する効果。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

臨床心理士、文学修士
経営心理コンサルタント、商学博士
コミュニケーションやボディランゲージの分析、バイアスに関するコンサルティングなどを行っています。
話題の出来事や時事問題から、注目されている人物、ドラマ、映画まで幅広いテーマについて、心理学や行動経済学、リスクマネジメントなどを用いて、独自の視点で分析する記事を書いています。

目次