文春オンライン『《宝塚会見》第一声が謝罪ではなかった理由、理事長の”微笑み”の謎・・・会見を分析した臨床心理士が気づいた3人の幹部の”驚きの心理状態”とは』

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文春オンラインに『宝塚会見》第一声が謝罪ではなかった理由、理事長の”微笑み”の謎・・・会見を分析した臨床心理士が気づいた3人の幹部の”驚きの心理状態”とは』という記事を書かせてもらいました。

2023年11月18日に公開。旧ジャニーズ事務所が2度の会見を開いた後だけに、メディアや世間の注目が非常に高かった会見です。

宝塚歌劇団は長く続く伝統を重んじる、内側の真実を覗き見ることができない組織。そこで起きてしまった現役の団員が、舞台の公演中に自らの命を断つ事件。歌劇団側はこの事件をどう思っているのか、どのように対応するのか、会見に臨んだ3人の様子からその心の内を独自に分析したのが、この記事です。

記事の概要については、文春オンラインをお読みください。

 

https://bunshun.jp/articles/-/67067

会見に臨んだ宝塚歌劇団理事長・木場健之氏と村上浩爾理事、井場睦之理事・制作部長。
冒頭から起きた驚愕の出来事!                          なんと現役の団員が亡くなったにも関わらず、理事長からは哀悼の言葉も、遺族に対する謝罪の言葉もない!!                              いきなり亡くなった件に関する調査報告書について話し始める、という驚くべき展開!

会見はまず第一声、誰に対して話すのか、何を話すのかがキモ。それにより会見の印象が変わります。謝罪会見なのか、釈明会見なのか、それとも反論なのか、攻撃なのか。会見冒頭の言動に表れるものが、彼らの本音である場合は多いのです。

理事長による報告書の説明から始まった会見。いえいえ、説明ではなく彼らが行ったのは釈明。歌劇団側は自分たちは悪くないというスタンスで、謝罪するという感覚はなかったのかもしれません。           

歌劇団に関係して人一人の命が失われた。本来、まず最初に哀悼の意を述べるべきではないでしょうか。

会見で見られたのは言い換えの数々。いじめやハラスメントは指導や教育に。後ろめたい時や隠し事がある時、このような言い換えをする例は多くあります。ストレートな表現を口にするのは嫌悪感や不安を生じさせる。政治の世界でも言い換えはよく行われます。。

とぼけたり、他の話にすり替えたり、話の内容と合わない表情や仕草も要注意。ただ人は嘘を言ったり、お茶を濁して真実を遠ざけたりすると不自然さが出るものです。

言動や表情のアンバランスさは、特に質疑応答に出やすくなります。書面を読み上げるだけなら、場や感情をコントロールできますが、質疑応答は相手がいるのでそうはいきませんから。

組織のトップの言動は、その組織や団体のイメージを決めてしまうもの。理事長らの会見は宝塚歌劇団のイメージを大きく後退させたような気がしますが、どうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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