1月25日の文春オンラインに、中居正広氏の記事を出してもらいました。

それにしても記事上段に載っているSMAPの会見画像がひどい!!
この画像、使い回し? それともコピーのコピー?と思うほど、画像が荒いのだ ガラケーで撮った写真を保存しても、ここまで悪くならないよなぁ・・・と思ってしまったが、編集さんが選んだのがこれだったのだから仕方がない。
中居正広氏が芸能界引退を発表した。 あまりにあっさりと、一言も声を発することなく。
ファンクラブの人達にも、お別れの言葉は文章によるものだった。 きっと最後に、ラジオでもいいから、その声を聞きたかったことだろう。
ファンの人達を“中居ヅラ”と呼び大切にしていた中居氏だから、ファンの気持ちは痛いほどわかっていたはず。 なのになぜ?
そんな疑問を解きたくて、この記事を書いた。 引退を発表したコメント、お詫びと題した謝罪文、公開処刑とよばれた会見、そして退所会見を比べてみたのだ。
公開処刑の会見で、中居氏は陰鬱な表情で視線を落としたままだった。 お詫びのコメントを読んだ時、彼のこの時の顔が思い浮かんだ。
中居氏のコメントは短かった。 彼らしくない、低く抑えたトーンで絞り出したかのような声。
表情は他のメンバーの誰よりも読み取りにくかった。
視線も表情もほとんど動かない。 感情が渦巻いているだろうに、その動きが見えない。 陰鬱な仮面をつけているようだ。
お詫びの文書と引退を表明した文章は、会見の時と同じトーン。 伝えたのは最小限のコメントだけ。
思いが詰まっていたのは、ファンに向けてのコメントだけ。 「さようなら…。」と書かれた後の三点リーダー・・・、これ、含みがありすぎる。
言いたいけれど、言葉にしない。 感情が溢れそうなのに、口をつぐんでしまう。
だけど退所会見は真逆だった。 饒舌でユーモアたっぷりで、まさに中居氏の独壇場。 得意のトークで攻めまくり、踏み込んでくる質問は切り返してかわす。 嫌な質問には「あなたには答えない」とはっきりと口にする。
あの会見を見返すと、中居氏が中居正広というエンターティナーのキャラを演じて、記者や世間を楽しませていることに気が付くだろう。
攻撃こそ武器じゃないが、彼にとってしゃべりは武器って感じ。 武器が使えなければ、黙ってしまうのが一番いい方法だ。
ファンの誰かが言っていた、「中居君はガラスのハートで気が弱い」と。
分析してみて、そんな気がした。